どれもよく聞く話だ。算数が苦手な生徒はどれかに当てはまる。
算数の場合、国語ほど簡単にはいかない。問題を繰り返し解くという作業が不可欠だからだ。それでも100日あれば十分間に合う。もちろん生徒の状況を具体的に分析し、本人に合った青写真を描いてこその話だ。ただし、ここでの対象は合不合テストで偏差値59以下の生徒に絞らせていただく。なぜなら、60以上の生徒は自力で十分乗り切れる筈だし、現実問題として100日で10アップは難しい。しかし、55以下の生徒ならば、驚くほど伸びる可能性がある。
では、どうすれば良いかを述べる前に算数を伸ばす基本的な考え方を理解して欲しい。

算数は自力で問題を解く訓練をすることが大切だ。塾の下位クラスの生徒にありがちなのが、真面目に授業を受けノートもしっかり取っているのに成績が良くないというパターン。親が教えている場合だと、「解き方を丁寧に説明する」ということ。どちらにもいえるのが生徒が考えなくなるということだ。上位クラスの生徒は与えられた時間内で問題を解く余裕があるので、塾の解説を聞いて自分が「なぜ出来なかったのか」を理解できる。ところが、下位クラスの生徒の場合、ただひたすら解き方のパターンを暗記することになる。早い時期から塾に通い、たくさんの問題をいっぺんに与えられ「短時間で解け」ということになれば、生徒は出来っこないので自分で考えるより覚えた方が早いということになる。
算数を「暗記科目」にしてしまうと、同じパターンの問題しか出来なくなり時間がいくらあっても足りない。当然応用問題は苦手になる。これでは生徒が可哀想だ。算数は生徒とコミュニケーションを取りながら、少しずつヒントを与え、生徒自身が式を導き出すようにすることが大切だ。しかし、いざ指導するとなると、同じレベルの生徒でも個々の問題における到達の度合いはそれぞれ違うので個別に対応しないと難しい。ではここで代表的なケースにおける対処例を述べる。
1.計算が遅い
計算力には2種類ある。「単純なスピード」と「計算の工夫」だ。短期間で克服すべき はもちろん後者の方だ。ではどのように工夫するのか実際の問題で考えてみよう。
| 3.14×32×11−3.14×64÷2+3.14×96 |
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この問題を単純に計算すると面倒だ。しかし、( )で括ると
| (3.14×32×11)−(3.14×64÷2)+(3.14×96×30) |
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分配法則を使うと
=3.14×32×(11−2÷2+3×30)
=3.14×32×100
=314×32 |
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となる。この問題のポイントは、「3.14」「32の倍数」に注目できるか、分配法則を思いつくかである。ご存知だと思うが試験問題はほとんどがこの手の問題だ。普段から工夫して練習させておくことが大切である。
2、ミスが多い
(中略、具体例についてはスペースの都合上省略させていただきます。)
3、一行問題が解けない
(中略、具体例についてはスペースの都合上省略させていただきます。)
4、応用問題が苦手
(中略、具体例についてはスペースの都合上省略させていただきます。)
5、本番で点が取れない
(中略、具体例についてはスペースの都合上省略させていただきます。)
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